コードギアスについて語ったり二次創作したりするブログです。
気まぐれ更新。
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今、ちょっと萌えが急加速して書いてみた。
萌え萌えしてやった、今はちょっと反省している……。
スザルルですお。
萌え萌えしてやった、今はちょっと反省している……。
スザルルですお。
「君の傍」
楽しい一日の終わりは、ほどよい疲れとともに訪れる。クロヴィスランドから学園へと戻る電車の中、ルルーシュは窓から街を見下ろした。
「疲れた?」
隣に立つスザクが話しかけてくる。ルルーシュの倍は走り回っていたというのに、彼には疲れた様子なんてみじんもない。
(底なしの体力馬鹿だからな……こいつは)
少し呆れて彼を見ると、スザクはやたら嬉しそうに笑う。
「なんだ、その顔は」
「嬉しいんだ。ルルーシュとこうしていられることが。ちょっと前まで、君に会えるなんて想像もしてなかったのに」
本当に、彼は昔から変わっていない。真っ直ぐであけすけで、自分の気持ちに正直だ。恥ずかしくなって視線を逸らすと、電車がひときわ大きく揺れる。
それは疲れた足には大きな衝撃で、ルルーシュは思わずバランスを崩した。
「うわ……っ」
吊革を掴もうとするより早く、スザクの胸に抱き留められる。まるで彼にもたれかかるような形になって、ルルーシュはあわてて体勢を立て直そうとした。
けれど、それをスザクが止める。
「疲れてるんだろ、ルルーシュ。いいよ、しばらくこのままで」
「なっ……!?」
彼の胸に頭を預けて、寄りかかって。そんな格好は恥ずかしいのに、スザクは離してくれそうにない。せめてもの抵抗に彼を見上げて睨むと、スザクはへらっと抜けた笑顔を浮かべる。
自分だけが照れているのがなんだか悔しくて、ルルーシュは腕を伸ばすとスザクの前髪を引っ張った。
「い、痛いよルルーシュ」
「じゃあ、離せ!」
何度かそんなやりとりをして、渋々といった感じでスザクの腕がルルーシュから離れる。
けれど。
「あの、ルルーシュ……? 髪離してよ」
彼の前髪から、指が離せない。くるくるとはねる彼の髪は、まるで彼自身を体現しているようで。引っ張ると指先に絡んできて、少し力を抜くと踊るようにはねる。
その様子がおもしろくて、何度も繰り返す。
「ルルーシュ、遊んでる?」
やがてスザクは諦めたようにため息をついた。その様子がおもしろくて、ルルーシュは微笑する。
「お前の髪は、楽しくていいな。オレの髪はまっすぐだから、こういう面白味が無くて」
「髪に面白味なんていらないけどね」
スザクの手が、ルルーシュの髪に伸びる。
「ルルーシュの髪の方が黒くてきれいで、ぼくは素敵だと思うよ?」
まるでルルーシュみたいだ。
何のてらいもなくそう告げられて、一瞬、思考回路が停止した。
「スザク、お前そんな恥ずかしいセリフがよくも……」
言い返そうとしたら、前髪を引っ張られて。
彼の唇に引き寄せられた。
元ネタは「銀河英雄伝説」です。
ルルたんとラインハルト様が重なる……(スザクとキルヒアイスはあまり重ならないんですけど。敵だから仕方ない)。
ラインハルトはキルヒアイスの髪の毛がお気に入りで、よく引っ張って遊んでたのですが。それをスザルルでやってみたくて……すみません。ほんとすいません。
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